2006年11月25日土曜日

一青窈の姉・妙が銀幕デビュー!現役歯科医と“2足のわらじ”

サンケイスポーツより

歌手、一青窈(30)の姉で舞台女優、一青妙(36)の映画初出演作「恋するイノセントマン」(いずみよしはる監督)が25日、東京・下北沢のシネマアートン下北沢で公開される。現役歯科医と舞台の“2足のわらじ”を履く異色の活動を続けている妙は「盲目の女性という難役で役作りに苦労した。1人でも多くの人に観てほしい」と意気込んでいる。12月15日まで。
 せつないバラードを歌う歌姫の実姉の銀幕デビュー作は、笑い満載のラブコメディーだった。
 妙が演じるのは盲目のヒロイン。ときにシリアスで、ときにナンセンスに展開する破天荒な作品に体当たりで挑んでいる。
 台湾国籍の父と日本人の母との間に生まれた妙と窈の2人姉妹は、幼少時に母娘3人で日本に移り住んだ。「もらい泣き」「ハナミズキ」などのヒットで歌姫としての地位を確立した6歳下の妹に対し、姉はまったく異なる道を歩んできた。
 妙は都内で歯科医として勤務するかたわら、平成12年に「アカシックダンス」で舞台デビュー。小劇場を中心に活動を続けながら、老人施設の訪問診察を行うなど、歯科医としての仕事と両立してきた。自身のブログでも歯に関するコーナーがある、バリバリの現役ドクターだ。
 舞台以外にもテレビ朝日系ドラマ「はぐれ刑事純情派」「はみだし刑事情熱系」などに出演歴があり、ドキュメンタリー映画やCS番組でナレーションを務めるなど活動の幅を広げている。
 いずみ監督とは昨年7月に舞台「苦悩のピラミッダー」を共同プロデュースするなどの縁で、今回の出演が決まった。
 念願の初主演映画の公開を迎えた妙は「『映像は舞台と違って一生残るから、一青の一番良いときを残そう』という監督の言葉に動かされ、この映画に出る決心をしました」と感慨深げ。
 約150人のキャスト全員がノーギャラという苦心作とあって「小劇場を中心に大好きな芝居をやってきたからこそ知り合えた、沢山のすてきな役者さんたちの協力があって完成した映画。1人でも多くの人に見ていただければと思います」とPRしている。
 25日は初日舞台あいさつに立ち、妹に負けじと全身でスポットライトを浴びる。

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